社会人になり、もうすぐ20年になりますが、毎年年末には必ず手帳を買いに行きます。
もう10年は同じメーカーのバーティカル(バーチカルともいう。つまり垂直)式のウィークリータイプを選んでいるのですが、毎年2000円程出費しているのと、たまに発生するマイナーチェンジで使い勝手が悪くなってしまうことからイラッとすることが多く、「シックリこない手帳に2000円って高いなぁ」と毎年感じていました。
なら、いっそのこと、A4サイズの無地ルーズリーフを使って、ノート兼システム手帳のリフィルをExcelで自分で作ればいいやんと思い、試行錯誤して作ってみました。
とりあえず、バーティカルウィークリー型を作ってみましたのでご紹介します。
手帳をExcelで手作りしてみた際のコンセプト
打合せが多いのでバーティカル式・ウィークリータイプが良い
仕事の性質上、打合せが多いのでレフト式やセパレート式だと、予定が書きにくいので縦に時間軸、横に日にちを持ったバーティカル式が良いと思い、ずっとそのタイプの手帳を選んでいます。今回も、同じようにしたいのでそういったものを作ることにしました。
また、1週間毎に管理していきたいので横に一週間表示されるウィークリータイプとしました。
土日は仕事が無いので小さくまとめたい
手帳にもよるのですが、土日を平日と同じ大きさで表記しているものがあります。基本私の仕事は土日はお休みなので、平日と同じ大きさにしてくれなくてイイ・・・・。ただ、同じ大きさのものは数多くあり、もう少しコンパクトにしてくれればなぁ、と思っていたのでこちらも取り込むことにしました。
土日をまとめて1列に表示し、平日の書き込み欄を多くします。
1日毎にタスク管理(To do管理)ができる
1日毎にタスク管理を行いたい私は、ToDoが書ける欄を手帳の1日の時間スケジュールの下においていました。その日の内に終わらなかったタスクは次の日や、その先の日に書き写しています。そういったことができる欄を設けます。
見開きで4週間見られるようにし、ほぼ1ヶ月を一目で見渡せるようにしたい
今回、これが一番やりたかったことなのですが、私はあまりスケジュール管理が得意ではないので、1週間しか見ることができないと次週のページを開けて、「しまった、ここにこの案件が締め切り間近だ・・・・ヤバイ!」ということもしばしば。
ウィークリータイプだと見開きで一週間分のスケジュールしか表現できません。「ウィークリー」なので仕方ありませんが、手帳を大きくして、A4サイズにすれば1ページに2週間、見開きで4週間と、ほぼ一ヶ月見渡せるようになるのではないか?と考え実行することにしました。「ウィークリーのようなほぼマンスリータイプ」という謎のカテゴリの出来上がりです(笑)
Excelでの手帳リフィルの作り方
まずは雛形(テンプレート)を作ります。下のような感じで1ページに表示する2週間分の情報を書いていき、曜日のみ埋めておきます。
あとはExcelのマクロで、まずテンプレートとなるシートをコピーして名前を付け、曜日の横に予め空けてあった空欄に日付を入れて全てうまればテンプレートからシートをコピー、また日付を埋めて・・・の繰り返し。
これでいけば、何年、何十年ものスケジュール作成が瞬時に作成可能です。まだ祝日の考慮が面倒なので組み込んではいませんが・・・。
テンプレートに入れる文字や罫線は極力薄いほうが良いです。最初普通の黒字にしていましたが、自分の書いた字がその黒字に埋もれてしまい、非常に見にくくなります。世に出ている手帳のどれをとっても薄く文字や罫線が印字されているのに納得がいきました。
手帳を綴るのはルーズリーフ、紙はA4無地のマルマンでOK
手帳を作るために、紙は『無地のマルマン社製A4ルーズリーフ』で問題なしです。インクジェットでもキレイに印刷できます。穴が既に空いているので、印刷して綴るだけ。
ルーズリーフバインダーは、キングジムの『テフレーヌ』がオススメ。上下部分の4つくらいにしかリングがなく、書く時に手が当たりません。普通のルーズリーフバインダーよりは高いですが、よくできた商品です。
手帳を自作するメリット
(こんな感じに仕上がりました)
とにかく安い
一般に市販されている手帳は1000~3000円。あいだをとって2000円と考えると、私の考えた構成のマルマン無地A4ルーズリーフ100枚で400円。テフレーヌで600円。合わせて1000円。翌年も使い続けるとなると、ルーズリーフ15枚あれば1年分は作れますから6年で1000円しかかかりません。
Excelを作る手間暇はかかりますが、一度作ってしまえば一生使えます。非常に経済的。もう私は手帳を買いません!
手帳のレイアウトが気に食わなかったら後から変更できる
一度、手帳を買ってしまうと1年間はそのレイアウトでいかざるを得ず、別の良さげな手帳を見つけたとしても、勿体無いので1年我慢して翌年の買い替えで対応することになる人が大多数かと思います。
一旦Excel自作手帳を初めたものの、ちょっとしっくりいかないな、もう少しこうしたいな、といったことがあればスグにレイアウトを変更して印刷すれば途中から差し替えることができます。私のレイアウトであればほぼマンスリーなので、差し替えても10数枚。そこまでの労力をかけること無く、より良いレイアウトに変更することが可能です。
必要な情報をあとから追加できる
上記と同じような話になるかもしれませんが、ルーズリーフで自作してるので、何か情報を足したくなったら追加が可能です。私の手帳には他の市販手帳のように各所の沿線地図や、12ヶ月カレンダーはありません。
必要となれば、ネット上のフリーで提供されているものを使って印刷することもできますし、やりようによっては、日毎の欄に一日一日ことわざを載せるなんてことも可能です。勝手し放題な手帳なのでアイデア次第で最強の手帳ができあがります。
過ぎた日のページを後ろに回せばいつも1ページ目が最新!
市販の手帳だと、「今日」のページを開くのにどこかな・・・と指で探したり栞を差し込んだりしますが、この手帳だとルーズリーフなので過ぎ去った日のページをノートの後ろに引っ越ししてしまえば、常に先頭ページが最新となり、探す手間が省けます。
思いがけずルーズリーフの便利さが感じられました。
デメリットは、少し大きすぎるか・・・・
敢えてデメリットを言いますと、今まで使っていた手帳がもう少し小さかったため、ちょこっとメモを取るには大きすぎるところでしょうか。これくらいは目をつぶります・・・。
Excelのダウンロードどぞ
私の自作手帳Excelを置いておきます。よかったら使ってみて下さい。感想などもありましたら残していって頂けるとうれしいです。(2019年11月25日~2022年1月1日分)
コメント